スタッフブログと暮らしのコラム
2007.03.18
木造住宅の外壁の仕上げ材には、いろいろなものがあります。従来あった土壁やしっくい塗りは少なくなり、新建材・新工法が多くなってきています。また1軒の家の外壁が、何種類かの材料で仕上げられている場合もあります。
・仕上げ材の種類
湿式工法
材料を水などで練って、塗る方法。モルタル塗り・しっくい塗り・塗料仕上げ・吹き付け仕上げ
乾式工法
板状になった材料を、釘や接着剤で貼り付ける方法。窯業系サイディング・金属系サイディング・ALC板
セメントと砂を合わせた素材で、防火性にすぐれています。
台雨ではね上がった泥などは、乾いてからほうきで軽く払い落とすか、柔らかいブラシで水洗いします。
太陽光線や外気、雨などによって褪色を起こします。塗り替えは3~5年ぐらいが目安ですが、地域の環境により外壁のもちが異なります。目立つひび割れが出始めたら、早い時期に専門業者に塗り替えを依頼してください。
外壁にボールをぶつけて遊んだり、衝撃を与えたりするのはやめましょう。モルタル壁を傷める原因になります。
タイルや石、テラゾー(大理石を粉砕したものと顔料、白セメントを混ぜ合わせたもの)を貼り付けたものです。お手入れが簡単なことと高級感から、人気が高まっています。
タイルの汚れは、水洗いをして落とします。石・テラゾーブロックは、中性洗剤で汚れを落とし、その後水洗いします。
10年ぐらいを目安に、専門業者の点検を受けてください。
近くに大きな木がある場合、まれに外壁が緑色に染まることがあります。また、タイルの表面についた汚れが虹色に見える「虹彩現象」を起こす場合があります。いずれの場合も専門業者にご相談ください。
石灰を主原料とする素材で、亀裂が入りにくいという性質を持っています。耐水性に劣るため、直接雨の当たりにくい軒下などに使われます。
汚れが目立ってきたら、はたきなどの柔らかいもので払い落とします。
8~10年ぐらいを目安に専門業者に依頼し、塗り替えを行ってください。